妄言 ~新型コロナウィルスと呼ぶもの その1~
今回はかなり私見を書かせていただきます。
私見とは「妄言」であり、臨床や経験を伴わない理論のみのものを私はそう呼んでおります。
今回の新型コロナウィルスは、直接、その患者様を診たわけではないので、私からすれば全て妄言なのです。
しかしながら、現状の流行を考えると、私なりの「理」を皆さんにお伝えすることで、何かお力になれるかもしれないと思い、稚拙ではありますが書かせていただきました。
いつもお伝えしていますが、私が正しいわけではありません。
あくまでご参考までに・・・。
私は外邪と内邪では全く弁証の方法が違います。
こちらの記事で少し触れています。
hoshinozaregoto.hatenablog.com
これはなぜかというと、東洋医学では外因の場合、基本的に邪そのものを体内から外に出す方法を考えるのです。
内因の場合は、どう立て直すかを考えるのです。陰臓は基本的に虚するからですね。
この違いがあります。
西洋医学の抗生剤などは、直接外邪を叩きます。
東洋医学の場合と使い方がそもそも違いますね。
ですので、東洋医学の場合はいかに早く外邪を体外に出すかが勝負の分かれ目になります。
今回のような、急激に深く入っていくような邪の場合は、素早く邪が陰臓に達し、劇症化するのです。
これはあくまでイメージで、もしかしたら、今回の新型コロナウィルスは、急激に深く入るのではなく、表中(いわゆる太陽~少陽期)ではすこぶる症状が出にくい、もしくは気づきにくいために、気づいたときには邪が陰臓に達していると考えることもできるかもしれません。
ここ数日で言われている、味覚障害や臭覚障害なども未病(本人は病気だと認識していない)か表中の段階なのかもしれないと・・・。
それとは逆に、味覚障害等は新たに進化した邪とも捉えることもできます。
私たちが邪と戦おうとお薬を強くすれば、邪もまた強くなるからです。
ですから、東洋医学のお薬は進化をしません。
いつの時代も、本人が最大限の力をもって戦えるよう、最低限の力を貸すようにできているのです。
長くなりますので、明日に続きます。