自分の中の「神」
以前、東洋医学では「神」は自分の中にいると考えるというお話をさせていただきました
hoshinozaregoto.hatenablog.com
これらは神道にも通じる考え方です。
神社の本殿や、自宅の神棚などに「鏡」が置かれているのを見たことがありますでしょうか。
「鏡」には神が宿ると考えられています。
それは「自分」を映すことで、「自分の中の神」と対峙することを意味しています。
また、仏教においても、有名な「般若心経」は「観自在菩薩・・・」と始まります。
「自らに在る菩薩を観る」と読むのです。
観音様とは自分の中におられるのですね。
中医学のバイブルといわれる『黄帝内経』や、日本最古の医学書と言われる『医心方』の中には、一見、オカルトじみた内容が登場します。
オカルトではありません。
それらの意味をよく読み解くことこそが、これらの書物をもって治療にあたることができるようにできています。
古典には全て意味があるのです。
私たちが勉学に励む方法は、常に「温故知新」です。
「故きを温(たず)ねて」なのです。
今あるべきもの=昔からあるものを見ずに、新しきを知ることなどないのです。