花粉症の原因
花粉症の季節になってきました。
花粉症の原因は花粉でしょうか?
確かに杉の数というのはいまだに増えています。
一見、杉の量と花粉症患者の数が比例しているように見受けられます。
でも、そうであれば、地方の杉林近隣の方々は、みんな花粉症ですよね?(笑
花粉症患者数は、地方より都市圏が多いのです。
しかも、幹線道路沿いで生活されている方々で、発症率が高いともいわれています。
原因は花粉ではないのです。
花粉症とは「アレルギー」です。
アレルギーとは「過敏反応」です。
外邪に対して、最前線で戦う「将軍の官」と呼ばれる「肝」が高ぶりすぎているのです。
「春」はさらに肝が高ぶります。だから、この時期に増えるのですね。
つまり、(ここ最近こればっかりですが)肝をなだめてあげればいいのです。
花粉症でよく処方される「小青竜湯」「葛根湯加川芎辛夷」などに入っている「麻黄」や「葛根」は「辛味」の生薬です。
「辛味」は「金(肺)の気」だと以前お伝えさせていただきました。
金の気で肝をなだめている(金剋木)のですね。
それさえわかってしまえば、いくつも提案できることがあります。
もちろん、これが全ての花粉症の原因というわけではありません。
花粉症で長年困っていらっしゃる方は、ご参考にされてみてはいかがでしょうか。