自分の中心にある「五行」 その1
私はよく「肝の人は・・」とか「肝がベースの方は・・」などと言います。
これは、私独特の概念(一部、同様におっしゃっている方もいますが)で、人の中には「中心になる五行」が存在すると考えています。
それはどうやってわかるのか?
いや、わかりません(笑
なーんとなくわかるのです。
厳密にいえば四診をもって、ある程度予測はつきます。
しかし、「絶対」はありません。
例えば、「肝の人」ってどういう人か?ということを考えると、
・「風」の人
⇒フットワークが軽い、旅行好き、転勤多い、なぜいかいつも急いでいる・・・
・「木」の人
⇒植物を育てるのが好き、人を育てるのが好き、「育む人」、成長する人ではなく、させる人・・・
・「酸」の人
⇒ちょっと奇抜な発想・行動、グループにいないと何か物足りない・・・
などと、つまり、「連想ゲーム」ですね(笑
だから、「人」を見るのです。
私は必ず「中心」を見ます。
これがわからなければ弁証は成り立たない、すなわち、お薬や養生の提案はできません。
内因病は必ず「中心」の臓から始まるからです。すなわち「本」はここにあります。
逆にそれが決まれば、どんな症状であろうとお薬や養生は決まるのです。